昔、塩は傷口などの洗浄に使われたり、抗菌作用が期待されて、うがいや風邪の緩和にも使われていたそうです。今も昔も塩の歴史には健康や美容が深く結びついているようです。
⑴塩の歴史と種類
①塩の歴史
塩は古代から貴重で、塩の産地に富が集中したそうです。
古代ローマでは兵士の給与として支給されたり、物々交換の手段としても価値が
ありました。塩には儀式や信仰においても重要な役割があり、神聖なものとして祭りや
儀式で使用され、これは現在においても続いている風習です。
②塩の種類
海塩:海水塩、海水を蒸発させて得られる塩で天然のミネラルを多く含み風味が豊かで す。ハワイアンシーソルト、シャンパンソルト
岩塩:地中の岩塩層を採掘して得られる塩で天然のミネラルが豊富で色合いが異なりま す。ピンクヒマラヤソルト、シェルソルト
精製塩:生成された食塩で純度が高く風味が穏やかです。一般的に料理に幅広く
利用される食塩です。天日塩:海水を干して天日で乾燥させる方法で作られる塩で
伝統的な製法です。結晶が微細で風味が大変豊かです。
③保存食材としての塩
塩は古来より食材を保存するために重要な役割がありました。
塩漬けにして魚や肉、野菜を保存したり、食糧確保の為に役立てられました。
調味料としても重要で、食品の風味を引き立て、食材の旨味を引き出す役割もあります。
⑵医療目的としての塩
①抗菌作用
塩には抗菌作用があり、傷口の洗浄などに使われていました。
塩水がのどの痛みや風邪の症状を緩和するとして使われていました。
②摂取量
摂取する上でも、体内の水分バランスを維持して、神経や筋肉の機能をサポート
してくれます。
現在では過剰摂取が問題視されて、高血圧や血管疾患のリスクに影響すると
摂取量の注意が必要です。
⑶塩の美容効果
①デトックス
塩のミネラルが肌の血行を促進してデトックス効果が期待されます。
毛穴を開かせ老廃物が排出、古い角質を取り除き肌のキメも整えます。
②抗菌・抗炎症
塩には抗菌・抗炎症作用があり、ニキビや肌の炎症を鎮める働きがあります。
お肌を清潔な状態にして、肌トラブルを予防しましょう。
③リラックス効果
塩には天然のリラック効果があると言われています。
血行が促進され、ミネラル成分で肌の保湿をサポート、微細な粒子が角質を
マッサージしてくれます
⑷塩石鹸の基本的な効果について
①洗顔と角質ケア
塩石鹸で洗顔をすると、塩の細かい粒子が角質を優しくマッサージして、古い角質が
取り除かれ肌が滑らかになります。同時に血行も促進され健康的な肌の
トーンアップが期待できます。
②保湿とミネラル補給
塩石鹸は様々なミネラルを含んで肌の保湿をサポートしてくれます。
血行を促進して乾燥肌や過剰な皮脂のバランスを整えてくれます。
③無添加で洗浄効果に期待
無添加で洗浄に優れた効果のある塩石鹸で洗うことで、汚れを取り除きながら
ミネラル成分が肌に栄養を与えてくれます。自然の力で肌を清潔に保つことが出来る
塩は正に自然の恵みです。
⑸塩と相性の良い酒粕
①食としての相性
日本の伝統的な日本食では塩と酒粕を使った料理が今も親しまれています。
食材の旨味を引き立てる塩と、甘味や深みを兼ねた酒粕を合わせることで、
より豊かな味わいを与えてくれます。
②美としての相性
酒粕には肌の保湿効果と美白効果があり、ビタミンB群やアミノ酸も豊富に
含まれています。塩は古くから血行促進やデトックス効果が期待され、
組み合わせることで相乗効果が期待できます。
まとめ
古くから人類が利用してきた重要な自然の恵みである塩は
生命維持、健康維持の為にも、いろいろな場面で活躍してきました。
そして今も変わらない形で存在し続けている塩は、
私達の生活にはこれまでも、これからも、必要不可欠な大切な宝物です。
正にこの自然からの贈り物を、食べるだけでは勿体ないと
石鹸にしたのが、塩石鹸です。
今回は、この塩の歴史と塩石鹸の効果について書いてみました。
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