佐賀県立名護屋城博物館(佐賀県唐津市)にて、復元された
「黄金の茶室」を観ることが出来ます。
この茶室が初めて史料に登場するのは、秀吉が関白となった天正13(1585)年のこと。その後、京都の御所や大坂城などで使用されていたそうです。
天正20(1592)年、名護屋城に着陣した秀吉は、この茶室を運ばせ、茶会や外国使節の応接に使用されたと言われています。
博多の商人が記した名護屋城での茶会の記録「宗湛日記」によると、
茶室は三畳で、柱や敷居・鴨居や壁、障子の骨・板もすべて金、障子には赤い紋紗(紋を織り出した薄い絹布)が張られ、畳表は猩々緋(しょうじょうひ / 鮮やかな深紅色)。
時代を超えて、金は富の象徴ですね。
この博物館の敷地内に建てられた茶苑「海月」にも是非お立ち寄りください。
城跡の歴史と豊かな自然に囲まれた静かな茶室です。
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